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健康診断について

健康診断について

定期的な健康診断​は、なぜ必要?

病気は、病状が進行して初めて症状として現れるものが数多くあります。

「元気がない」「ごはんを食べなくなった」「お水を飲む量がかなり増えた」など、当てはまる事はありませんか?症状が出た時には、かなり病気が進行している状態です。喋ることが出来ない動物さんたちだからこそ、元気な時の状態を健康診断で把握しておきましょう。​

獣医師がすすめる理由

健康診断によって病気を早期に発見できることはもちろん、健康時の検査結果があると病気になった時に、どこがどのように悪くなったのか比較でることで、より詳しい病状を把握することが出来ます。正常値のデータがあることは非常に大切です。早期発見・早期治療をすることで、元気で末永く幸せな生活を動物さんたちと過ごしましょう。

コース

健康診断のコースと料金

人の健康診断と同様、動物さんたちの健康診断にも多くの検査項目が存在します。

「血液検査」「尿検査」「画像診断」「便検査」でわかることには、それぞれ特徴があります。年齢や性別、犬種や猫種などによっても違いがあります。どういった検査をしてあげれば良いか獣医師にご相談の上、検査項目を決めていきましょう。オプションもご用意しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。健康診断は完全予約制となっております。

「スタンダートコース」6歳まで

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¥ 12,000-

「わんちゃん・しっかりコース」7歳以上

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¥ 21,000-

「ねこちゃん・しっかりコース」7歳以上

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¥ 25,000-

「とことんコース」全年齢対象

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¥ 32,000-

※税抜価格

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検査前

検査前にすること

  • 血液検査では、前日にごはんを抜くことをおすすめしています。

  • 尿検査の採尿容器は、事前に来院していただければご用意いたします。採尿は、検査当日に行いなるべく早く常温でお持ちください。採尿ができない場合は、院内での採尿も可能です。※膀胱穿刺、カルーテル採尿は別途¥500-頂きます。

検査わかること

検査でわかること

​検査の内容を項目別に説明いたします。不明な点は獣医師にお尋ねください。

身体
血液検査
尿
画像
便

一般身体検査(神経学的検査)

  • 体重・体温の測定

  • 目・歯の状態を検査

  • 聴診…心音や呼吸を測定します。

  • 視診…黄疸や皮膚の状態を調べます。

  • 触診…脱水・リンパ節の腫れ・関節の痛み・筋肉バランス・しこりなどを触って検査します。

  • 血圧測定…高血圧では網膜剥離や脳・腎臓などの症状を引き起こします。

血液検査

  • 血球計算…血液中の細胞成分を調べる検査です。貧血や炎症や白血病の有無などの状況が分かります。

  • 一般生化学検査…血糖値や中性脂肪などのほか、主に肝臓や腎臓などの内臓の機能や障害、ホルモンの影響による変化などが分かります。

  • 電解質検査…ミネラルバランスをチェックします。脱水の程度や腎臓機能、ミネラルバランスを調整するホルモンの異常が分かります。

  • T4…甲状腺ホルモンの測定です。高齢の猫では10頭に1頭の割合で分泌過剰を起こしていると言われています。また犬では分泌量が低下することがあります。

  • SDMA…腎機能の低下を早期から反映するマーカーです。従来のクレアチニンやBUN(尿素窒素)などのマーカーが上昇するよりも早期に腎機能の低下を見つけることができます。

  • CRP(犬)・SAA(猫)…炎症のマーカーです。炎症性疾患が存在するときに上昇します。

  • 膵特異的リパーゼ…膵臓に疾患が存在するときに上昇します。膵炎の診断に役立ちます。

  • BNP・ANP…心臓の負担を見るためのマーカーです。猫に多い肥大型心筋症ではBNPが顕著に上昇します。また犬に多い弁膜症ではANPが上昇します。

尿検査

  • 尿沈渣、尿スティック検査…膀胱炎や肝臓や腎臓の障害、糖尿病などの状態がわかります。

  • UPC…尿蛋白の厳密な測定方法です。腎機能の障害の程度の指標となります。

画像診断

  • 胸部レントゲン…主に心臓や肺の状態を確認します。また気管・気管支の病気や横隔膜裂孔ヘルニア、食道、胸腺などの病気が見つかることもあります。

  • 腹部エコー…肝臓、胆嚢、消化管、脾臓、副腎、腎臓、膀胱、膵臓、リンパ節などの腹部の臓器の状態を確認します。

  • 心臓エコー…心臓の形態や中を流れる血流を見ることで心臓の病気の診断をします。

便検査

  • 便検査…腸内細菌や消化管の寄生虫の検査です。

オプション

検査のオプション

※オプションの価格については、スタッフへお尋ねください。

  • TBA(総胆汁酸)…肝臓の機能や肝臓へ入る血管の異常を見つけることができます。

  • 頸部エコー下顎リンパ節や内咽喉頭リンパ節といったリンパ組織、甲状腺や上皮小体などのホルモン分泌組織の評価をします。(首の毛刈りが必要です。)

  • 頸部レントゲン小型犬や柴に多い気管虚脱や、チワワやヨークシャーテリア(特に太り気味な子)などに多い咽頭気道閉塞症候群といった喉の病気、パグやフレンチブルなどで多い軟口蓋過長症などを診断します。

  • 変性性脊髄症(DM)遺伝子検査…加齢とともに脊髄の変性を起こし麻痺が進行してくる遺伝性疾患です。(対象犬種:ウェルシュコーギー・ジャーマンシェパード・ボクサー・ラブラドールレトリバー)

  • 遺伝性肥大型心筋症遺伝子検査(メインクーン)…猫の肥大型心筋症は心疾患のなかでは高頻度に発症します。遺伝性の肥大型心筋症であるのかどうかを明らかにする検査です。

  • 進行性網膜萎縮症(PRA)遺伝子検査…加齢とともに網膜萎縮が萎縮していき失明してしまう遺伝性疾患の検査です。(対象犬種:ミニチュアダックス・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・アメリカンコッカースパニエル・イングリッシュコッカースパニエル・オーストラリアンシェパード・トイプードル・ミニチュアプードル)

  • MDR-1遺伝子検査…細胞から薬剤を排出するタンパク質に異常がないかを見る検査です。変異が認められる場合はお薬の副作用が出やすくなります。(コリー・シェルティ・オーストラリアンシェパード)

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